東方萃夢想より-砕月-のボーカルアレンジ。東方シリーズのファンは必聴の一曲かと思われます。蒼桐大紀(あおぎりたいき)さんが作詞なさり、飛絨毯さんが原曲をアレンジして歌詞入れをなさいました。今回はちょっと歌詞を掲載する事が出来ませんので、リンク先から視聴なさってくださいませ。空空漠漠たる曲調ながら、厚みと渋みがあります。
追記…ご本人さんが、引用しても構いませんよ、ことでしたので掲載させていただきます。ありがとうございます。
「砕月-天零萃夢-」
original:東方萃夢想 -砕月- 原曲…U2氏「砕月」 歌詞…蒼桐大紀(あおぎりたいき)さん(祀色工房) 曲Arrange…飛絨毯さん(Flying-Carpet Syndrome) 夜霧の間に間に月充ち満ちて 仰ぐその様人知れず 隠れ秘められし天手力(たぢから)は 比ぶるべきもの無し 棲まう土地なく天の沙汰もなく 隅に闇にと息潜め されど人の生きる淵には 常に根ざすものたち 荒(すさ)ぶる神と讃えられもせば 悪しき化生(けしょう)と打ち払われて 人の怖れそれさえも すべて絆が為 黄昏過ぎていまぞ宵の口 宴に集え依童(よりわら)よ なれどそれは人の欺き 狩られゆくものたち もはや楽しき伊吹などは無く 月の明かりさえ砕かれて かつての絆は絶え果てる 永久に消えたものたち 過ぎる年月(としつき)を幾つ経たことか いずれ人にも忘れ去られて 幽(かす)かに残る幻は いつか見た萃夢想
こんばんは。先日ボーリングで久方ぶりに200出したAtoraです。たぶんもう5年は出せないでしょうね。所詮アベレージ120ちょいですよ、とほほ…。なんか明日もやるっぽいので張り切ってたり。
さて、それは置いとくとして、やっとこさ感想書き終わったのでお知らせを。えーと、3ヶ月ほど間延びしていた「いつか、届く、あの空に。」のレビューをアップしてみました。結構長いので、長文嫌いな方は見ないほうがいいかと。→こちら
正直なところ、「これはエロゲーか?」と問い詰めたくなるほど難しかった。何が難しかったかというと、言わずもがな元ネタとなった北欧神話を解することだ。感想自体はすらすら書けたが、それ以前の‘理解’という時点で躓いてしまった。細部までを補完するのは、その道を究めた人でなければ難しいようである。おおっぴらに言えば、ラグナロクが起こらなかったということさえ分かれば勝ち組だと思われる。もちろん分からなくとも楽しめたならば勝ち組であるが。
レビューのほうではここらへんを逐一説明しているかのように見える(かも)が、これでも省いたつもり…。ついては、「何故? 何で? どうやって?」などの、いわゆる5W1Hについては敢えて問わない。細かいところは気にしない。それもまた楽しむ鉄則だと思われる。この作品に解答はないはずだから。
余談
「皿」の読みに‘ミョウ’ってあるのは知りませんでした。他にも‘ベイ’とか読めるらしいですが、すんげえマニアック。諸橋大漢和*1を引っ張ってこないと、その真の意味が分からないようです。普通‘サラ’以外知りませんってば(苦笑)。
リンクを一件追加しました。兄貴のサイトです。故きゃろらいん=ようこ女史のファンの方は必見です。エロゲーのデータベース化もしてたりします。…と言っても大分前から休止しています。復活待ってたり待ってなかったり(どっちやねん)しますが、よろしくです。
どきどきへあばんらんど(管理人:きつねさま)
*1:大修館書店から出ている13巻から成る漢和辞典。なんと索引だけで1巻ぶん千数百ページにも及ぶ。
ナルキ2ndの感想投稿しました。ひとまず、ネタバレはしてないとは思うのですが…。
とりあえず、感想のほうは短いです。…というより、正確には短くせざるを得なかったんです。どうしてかと言いますと、どのような言葉も作品を過度に粉飾してしまうような気がしたからなんですね。私は普段は構造解釈に拠ることが多いんですが、この作品はそういう下卑た真似を許してくれなかった。私が壱と弐で述べましたとおり、この作品というのは18禁作品に限らず、ノベルゲームの新たな転換点(あるいはヒントのようなもの)になっているとは思います。実際、心にストレートに訴えかけてきましたし、いろいろと考えさせてくれたので、物語はテキストの量ではないと改めて感じはしました。ところがところが……、そのような解釈を本稿で書くわけにいかなくなってしまったんですね、心情的に。
あれだけ仰々しい前置きを振っていながら、あまりにも短すぎる感想は説得力に欠けるかもしれません。が、胸中お察し下さると助かります。文章が思いつかなくて書く手が止まったというより、考えてるうちに、この構造解釈は止めるべきだと判断した次第なので。それに、もっと柔軟で素直な思考のほうが、もう一度作品をプレイした時に違うものが見えそうな気がしますね。忘れた頃にプレイしたいと思います。だから、この物語はどのような人の意見も鵜呑みにしてはいけませんし、万人の意見が100パーセント合致する事はまずないと見てよいでしょう。
色々と考えてしまうから、この手の作品は難しい。それが逆に楽しかったりするんですけどね~(汗)。
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