裏方亭

　近頃は霜月はるかさんの記事が多く、このコーナーはもはや「名曲選」というより、‘My Favorite Music’と化しつつあります。ひとまず、今回霜月さんが歌った曲でもう一曲だけ選ばせてもらい、次回からはまた別のアーティストの楽曲をリストアップさせていただきます。

　さて、またマイナーなところからもってきてみました。18禁ゲーム「ヘブンストラーダ」より「風の行方」です。一番しか聴けないのでどうしようかとコーナー創設当初から勘案していた曲です。数ある霜月さんの曲の中でも、私はこれが一番好きだと心から言えます。

　ゲーム自体が非常に古典的で、娯楽性に欠けるのが残念でなりませんね。AniSeedだから仕方ないと言えばそれまでか…（「レクタンドール戦記」の批評空間内での評価は、それはそれはひどかった）？

　曲はAniSeed本家のほうで一番を聴けます。あとようつべとかニコニコとかにOP動画が落ちてるようですが、こういったのを張り出すと自我が欠けはじめる（何）ので、自力でお探しくだせぇ。アハハハ、もはや丸投げだ。とりあえず一箇所だけ真っ当なソースを出しておきます。オフィシャルで聴けます（→こちら）。

　ちなみに、フルverは「GWAVE 2005 2nd Impact」に収録されていて、これが初出となっております。さて、説明が長くなりましたが歌詞は以下です。でもこれ、たぶん間違ってます。そのうち直します（汗）。

			
風の行方
作詞・作曲：霜月はるか
編曲：bassy
歌：霜月はるか


遙か風に乗せて　祈りを空へ



虚ろに閉ざされた世界の果てで
僕達（ぼくら）を遠く呼ぶ声を聞く
透きとおる青の夢
どこか懐かしい色は優しく


澱んだ【絶望（くらやみ）】　彷徨う心
失われた輝きを
君とふたり　取り戻してゆく
想いの軌跡を描いて


胸に抱いた絆　象る風丘（いま）は
空へと続く道標（みちしるべ）
風は大地を駆けて　いつか辿り着く
光の彼方へ




硬く閉ざされた扉の向こうで
僕達（ぼくら）は何を知るのだろう
汚れなき君の胸に
映る懐かしい色は優しく


渦巻く【欲望】　悲しみの風
闇に包まれた道も
君とならば　歩いてゆける
想いは奇跡を呼び起こす


腕を伸ばした先に　広がる空へ
終わらぬ夢を　解き放ち
風の行方を目指す　鳥達の群れに
心を重ねて


ふたり繋いだ絆　届ける未来（あす）は
空へと続く道標（みちしるべ）
風は大地を駆けて　いつか辿り着く
光の彼方へ

　久しぶりの更新。今回は第五回に引き続いて霜月はるかさんの曲からチョイスしてみました。夏コミでリリースされた「Lip Aura」から「その手が象る世界」。厭世観といい幻想感といい、この手の曲を歌わせたら、あの方の右に出る方もそうそういらっしゃらないでしょう。もちろん好き嫌いは別にして。アリプロやサンホラ（私は「サホラ」だと思ってます）が好きな方は是非。歌詞は以下。

			
「その手が象る世界」


作曲：霜月はるか
編曲：MANYO
編曲：日山尚




蒼色に染まる空と風の跡
絵に描かれた落日を塗り潰す筆に
何を求めて　僕たちは現実（ここ）に迷うのだろう
散りゆく花片に弄られた心は巡る


目指す場所もなく　　ただ君の眼は隠れた月に背いたまま
偽りの虚空へと両腕を掲げる


不確かなものに紛れて　真実を謳う術もない
それは悩みを棄てた　君だけが微笑む世界



金色が灯る湖（うみ）と雨の跡
絵に描かれた楽園を漕ぎ出す方舟（ふね）で
何を為すため　僕たちは現実（ここ）に戻るのだろう
滴る雫に探られ躯（からだ）は竦む


祈る場所もなく　	ただ君の眼は凍てつく刻を留めたまま
偽りの時計から漏れる音に呑まれる


不確かな夢に侵され　真実が狂い続けても
深い眠りの底で　誰もが帰り着く　Lip-Aura（はな）


指先に淀むのは　熱のない君の姿（まぼろし）
逆廻る景色に　幾重にも色を乗せよう…


限りなく　ただ僕たちは己の影を演じるため
偽りの大地だち知りながらも目覚める


不確かなものに汚れて　真実を胸に抱けばいい
これは言葉を棄てた　僕の手が象る世界

　オーガストの新作「FORTUNE ARTERIAL」の背景を見つけてきたので一筆書いておきます。どうやら監督生棟の背景は、東京駒込にある古河庭園内の洋館とみて間違いないでしょう。奇しくも「うみねこのなく頃に」と同じ背景。偶然にも、同時にページを開いてたのが幸いしました。なんという僥倖か…。

あと、繁華街のほうもなんとかなりそうな予感。ちょっと身辺にて記憶にあるので調べてみます。うーん、背景撮影の旅にでも出かけようかな、卒業後でいいので。（実は画像が結構たまっておりまして、いつか機会があればアップしてやろうとか思ってたのですが、結局ずるずる延びております）

「FORTUNE ARTERIAL」舞台紹介・・・・・・こちら

古河庭園・・・・・・こちら