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類似?

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暁の護衛~罪深き終末論~(10年04月23日 00時53分22秒)

暁の護衛に出てくる背景と雰囲気が似ているな、と思いました。

 (ちょっと補足します)ネットサーフィンしてたら、それらしきものを見つけただけって話です。違うかもしれませんし、そうかもしれません。ただ、確かめたくともそこに行く方法が……。
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『eden* They were only two, on the planet』レビュー

eden*eden*
(2009/09/18)
Windows

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 難産になりました。すごく印象深い作品でしたね。『eden* PLUS+MOSAIC』のレビューに関しては、ここには載せていません。私自身は、分けて考えております。


◆レビュー◆
 minoriには、『はるのあしおと』でとことん驚かされた。かの作品で多用された「目パチ、口パク、背景の中のヒロインたち(※)」といった視覚的効果は、私にとって物凄い衝撃であり、若造ながらに深い感銘を覚えた。minoriの方向性は、あの作品から形として表れたように思う。
 庄名泉石&KIMちーのコンビを皮切りに、『ef』における七尾奈留&2C=がろあ~、そして今作はちこたむ&KIMちーと、minoriの真髄はグラフィックを最大限に生かした演出効果として認知されている。いずれの原画家も第一印象がずば抜けており、本作もその期待を裏切らない。ムービーも特筆できるクオリティの高さを誇る。
 ま~まれぇどの『キスと魔王と紅茶』の拙レビューでは、ちこたむ女史の絵をべた褒めした。質感に優れるからである。今作ではその絵が部分的に動くので、私個人としては、不満な点は一切見当たらなかった。ただでさえ美麗なCGに、数量と演出が加われば虎に翼というものである。


 上記のように、minoriらしい演出力の高さは健在だが、本作は過去のminoriのラインナップと比べると、侘しさを感じてしまうほど物語が短い。膨大の設定の割に、文字が多くを語ってくれないからである。赤い星や亮の過去の生活について、世界大戦と地球脱出の関係など、この世界の全容は杳として見えぬままであった。しかしながら、それらはさして重要ではない。
 製作者サイドは、途方もない世界設定や伏線をつぶさに回収するのを良しとしなかった。極めて大雑把な白地図を用意したに過ぎず、「脇道はできるだけ作らない」という、終始一貫したコンセプトがあったように思える。そのため、物語後半の核は、シオンと亮が送った日々の中で、彼らの目から見える範囲内で必要最低限の描写しかなされない。
 スポットライトを当てたのは、たった1組の男女であり、それ以外の人物は全て引き立て役に徹している。minoriは、広大な終末世界の中に2人だけのセカイを描こうとした。

 このブランドは、いつも何かにチャレンジして新風を取り入れようとする“minority”(あえてミノリティーとでも呼ぼうか)を掲げているが、本作では、それが物語の短さとその幹の太さに顕現されているように思う。全てを語らずとも、セカイは語ってくれる。


 終末を形成する世界の中の箱庭は、あのセカイも、そのセカイも、必ずと言っていいほど美しく描かれる。それは、終末に対する反駁だ。光が暗闇の中で輝くように、絶望の中に希望を描くからこそ、希望は光り輝く。そんな美意識が我々の中にある。
 実際の終末世界はおそらく汚い。暴動、略奪、戦争、挙句の果ては無法地帯……今まで平穏だった世界が、悪夢の如き日常へと変化していく。この世界もそんな過去を潜り抜けてきた。そして、人々が出した答えが、「地球脱出計画」だった。
 そこに、日常から最もかけ離れた非日常を体験した2人がいた。一人は榛名亮、もう一人はシオン。

 亮は、とある人物を救えなかった自分の無力さを埋めるために、戦場を転々とする非日常を。
 シオンは、地球脱出計画を主導する能力を持ったがゆえに、軟禁に近い研究の日々を送るという非日常を。

 そんな2人が、いつしか非日常に自分を置く目的を失い、最終的に互いに求め合ったものが、ささやかな日々を送ることだった。この世界も、終末に近づくに従い周囲の生物的環境は悪くなっていった。なのに、シオンと亮のセカイは全てが美しいまま語られる。
 肉体的な破滅の底にある精神的な昇華(達観?)が、美しさを倍増させているように思う。本編で濡れ場が描写されないのはごく自然なことであり、まことの「純愛」と言える。


 終末を描いた作品というのは、大抵、終焉を迎えるその瞬間が描かれない。『終末の過ごし方』にせよ、『終末によせて』にせよ、積極的に終末を描写しようとしない。いずれの作品も、クライマックスのまま、物語としてのエンディングを静かに迎える。だからこそ、その世界そのままの雰囲気がプレイヤーの周りに直に漂う。読後感が非常にいい。この作品も例外ではなかった。


 本作は紛れもないラスト・ラブ・ストーリーである。それも、紳士と淑女の。彼らが幸せな終末を迎えたかどうかを我々が裁定するのは、少々野暮がすぎるのかもしれない。この物語ほど、美を意識して紡がれる作品も数少ないだろう。


 非日常という当人にとっての尋常な日々を過ごしてきた者同士が、日常という全人にとっての楽園で時を共にする物語。その姿たるや未来のアダムとイブ。まったく………、“eden*”とは巧いタイトルをつけたものだ。タイトルが、いつの間にやら腑に落ちたというのは、これが最初で最後になるかもしれない。



※・・・風景の中の人物。人ではなく、その場面場面を重視しているのが伝わってくる。


【雑談】
 タイトルの「*」っていうのがいいですね。終末世界の一つとも、赤い星とも、ダビデの星とも、生への意志とも受け取れました。
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エロゲレビュアー歴10年目。ゲームは基本的に雑食。まわりの評判と自分の直感でプレイするものを決めるタイプ。クロシェットの大ファン。仕事が多忙につき、更新頻度が大幅に落ちています。
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