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「Dolphin Divers」レビュー

Dolphin DiversDolphin Divers
(2012/06/29)
Windows

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のレビューを書きました。
当初はもっと長く書いていたんですが、吟味する時間が限られている中で長文になるのが文才の無さを表しているように感じます。結果的に風呂敷を畳めなくなって、短評になってしまいました。

 見送りと書いていたゲームをレビューするのは、レビュアーとして感心できることじゃないですが、参考になれば幸いです。
評価(☆→★→◎→○→△→×)
シナリオ△ これがネックです。レビュー参照。 
グラフィック★  若干、目に光が入ってないように見えちゃいます。好き嫌いあるかもしれません。
エッチ△ 薄いですね。もう二声。
サウンド○
ボイス★
ゲームシステム☆ AXLのコンフィグまわりは、殆ど完成しています。

まるで日記帳。○月×日の出来事が延々と続く共通ルートが何よりも空虚な一作。

  このところ、右肩下がりの傾向が強いAXLの8th Project。これまでの不評作品のネックは、揃いも揃って中盤以降の盛り上がりの無さにあったが、『Dolphin Divers』も同じく、その頚木から解放されることは叶わなかったようだ。

 このゲームでは、ゲーム内時間が優に一年と、この手の作品にしては割かし長めで、ともすれば、容易に間延びした印象を読者に与えかねない。各イベントには細心の注意を払い、細切れにならないようにある程度の連続性を持たせつつ、粘り強く伏線の回収をして、クオリティを高めるべきだと思う。

 ところが、たとえばXというイベントは加減乗除もなく、ただ単にXという単独のイベントで独立している。とくに共通ルートでの物事は総じて時間軸内での繋がりに欠け、個々のイベントの完成度はどうあれ、順進的にも逆進的にもさほど連関していないのだ。

 となると、伏線の回収に目を向けざるを得ないのだが、その回収も極めて粗雑、拙劣、大雑把に過ぎる。各キャラクターが持つ背景の深度が浅すぎるがゆえに、共通ルートの冗長さが際立ち、個別ルートはその延長線として、満足な仕事をさせてもらっていない。人物が持つ背景描写の不足は、主に八潮理帆に顕著である。彼女については、メカ好きになった理由が圧倒的に不足している。

 まるで日付を飛ばしながら日記読んでいるような、共通ルートが密接に繋がらない虚しさ。そんな中で、物語が僅かにでも連鎖的に繋がっているように見受けられるのは、エルナ・シェールと八潮理帆の各個別ルートだろう。それでも悲しきかな、全体的な躍動感が足りず、クライマックスにおいてもたいして引き込まれないのだが。

 
 とまあ、中盤以降の盛り上がりに欠けるのは、AXLでメインを張る北側・長谷川両氏のネックとなっていて、こと北側氏は登場人物の顔合わせが大変に強引な気がする。この作品に限ってなのかもしれないが、「なんとかキャラクターを引き合わせました感」が如実に感じ取れるのだ。とくに男連中の初対面時は噴飯もの。違和感ばかりが募った。




 物語が締まらない原因はもうひとつある。

 南の島と言えば、競争社会に生きている我々現代人の端的なユートピア。最後の楽園タヒチほどではないにしろ、辺鄙なところにある島々は、戦時を除けばいかなる情勢にあっても「安らぎの地」としての地位を求められてきた。都会で忙しなく流れる時の流れは緩やかに、そぞろな足どりはゆっくりに。どんな人々の喧騒も、海のしじまに吸い込まれるまほろばは、この世に確実に存在する。「安らぎの地」という地位はこれまでも、そしてこれからも永久不変のものであるだろう。

 そんな安らぎの地というイメージの中にある海事訓練校。僕は当初、このゲームに「安息の中での緊張、日常の中の非日常」というテーマをぼんやりと感じ取っていた。そして、想像していた内容とプレイ中の感覚が、まるで逆さになっていることを痛感してしまった。

 プレイ当初はまだしも、いつの間にか、海事訓練校での生活は普遍的な学園モノへと転化しており、「島での学園生活」という日常に一括りにされてしまっている。そこで描かれる日常の外側に、救難活動や密輸といった様々な非日常が展開されている構図がある。つまり、非日常だったはずの海事訓練校での生活は半ば日常と化し、主人公が非日常と向き合ってしまっているのだ。

 海事訓練校という特殊な環境が形骸化して、ふと気づけばそれが日常になっている――僕はそういうマイルドな空気を欲していたわけじゃない。



 ………という個人的な願望はさておき、既読部分の読み飛ばしや、テキストに沿った演出などはお見事という他ない。システムは業界随一の使いやすさを誇り、エフェクト関連は常に小気味よい演出を心がけてある。老舗AXLの土台部分は、相変わらずいい仕事をしている。

 エロについては「AXLならばこんなものだろう」という程度。全般的に薄い。メインどころの回想が3というのはそろそろ寂しい。ヒロインのお尻を鷲掴みにするところまで行っておきながら濡れ場まで行かない、濃厚なキス描写で止まってしまうなど、ところどころにライター自らサブヒロインを主とした横槍を入れて、エロシーンを回避するセンスには疑問が残る。何か事情があるにせよ、エロゲーをエロから遠ざけるのは感心しない。

 瀬之本氏の絵は相変わらずWitch時代からの安定感がある。微妙に目が安定しすぎてきた(?)気もするが、目を細めて笑った時の表情や氏独特のコミカルな表情は、見ていて多幸感を得られること請け合いだ。ここは昔から変わっていないなあと独りごちた。



 僕個人としては、北側氏の手腕にはいい加減に疑問符を付けざるを得ない。このところ、似たような失策を重ねている北側作品のアキレスは、もはや茶番劇化して久しい日常と非日常の境界の曖昧さか、はたまたその境界線の取違えにこそあるのではないか、という気がしてならない。エロがいつまで経っても微妙な上、シナリオも沈んでいるようでは、ユーザーの目が厳しくなってくるのは疑いない。


    乾いた雑巾を絞っても、水は一滴たりとも滴り落ちぬ。

    出涸らしで煎れても、旨いお茶は決して飲めぬ。


 AXLは岐路に立たされている。ここからどう変わっていくのか。それとも、これまでに掘り下げた深い轍をまた辿るのか。

 僕がAXLに求めるのは冒険に他ならない。願わくば、新たなベクトルへ挑戦してほしい。



【雑記】
◆イルカと聞いてメロン器官を思い出し、メロンから巨乳を連想したのは僕だけで十分。

◆このゲームのヒロインズは、身体的な差異があんまりないのはリリース前からの疑問点だったわけですが、プレイ前の危惧は、プレイ後のネガティブへと早変わりしました。

もう少しプレイヤーの嗜好の幅を考慮に入れてほしいものです。

◆相変わらず松田さんには癒されますね。
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「昆蟲姦察」レビュー

昆蟲姦察昆蟲姦察
(2012/07/06)
Windows

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のレビューです。管理人は、ロリ巨乳かいいシナリオか遊べるゲームがあれば、とことんプレイしますが、なにぶん雑食なので、時にはこういう作品もプレイします。ではどうぞ。

評価(☆→★→◎→○→△→×)
シナリオ△
グラフィック◎ 
エッチ△ うーん、虫が好きなら興奮できるのかも?
サウンド△ 
ボイス○ 
ゲームシステム○

先生、すみません。夏休みの自由課題と言えばコンチュウカンサツと思って挑戦してみたんですが、どこをどう間違えたのかエロコント観賞になってしまったようです。
 よもや、【コメディ要素が強い笑えるゲーム】POVに投票することになろうとは夢にもみませんでした…。はっきり申し上げてこいつはギャグの類。僕の小見出しではなく、作品の内容そのものが。

 何よりも、ヒロインである如月かごめさんの滑稽さが際立っています。虫は大嫌いと豪語しておきながら、気が進まないなりに奉仕しちゃったり、逆に無茶苦茶にされちゃったり、襲われちゃったりと、全くいいところのないかごめさん。
 たとえばアリさんとの情事では、

「おっぱいなのにっ、なんで性器入れんのぉっ!!?
バカ過ぎいっ!! 虫っ! バカぁぁぁっ!
んひいいっ、いやあああぁあっっ!!」(本編より)


なんて奇声を挙げておりまして、声優さんには大変申し訳ないんですが、思わず爆笑してしまいました。「バカはお前だろう」と突っ込みたくなります。こんなゆっるゆるのヒロインが学園長の孫だと言うのですから、ほんっとおめでたいにも程がありますね。
 終いには、虫を受け入れていってる描写もあり、椚先生のしてやったり顔が目に浮かびます。こんなオツムの弱いヒロインは久しぶりに見ました。


 こうなると、プレイヤーは、ヒロインが虫に輪姦されているというよりは、虫との情事を嫌々ながらも受け入れているおバカなヒロインと認識してしまい、悲劇でなく喜劇的な要素を感じ取ってしまうでしょう。
 作中のナナフシさんのシーンでは、

ま、まぁ……実験だから、
今さら嫌がったりはしないけど……。
主導権がこちらにある分、
他の虫より楽っちゃ楽だし……。(本編より)


……とまあ、明らかにアホの子を地で行っており、とにかく救いようがありません。
 その上で、冷静に姦察を続ける椚先生の存在が、物語の滑稽さに拍車をかけておりまして、餌やりと称してかごめの乳をケージに詰めたり(※1)、 虫を相手にしているかごめに「感じているのか」と冷静に問いかけたりと、マッドサイエンティスト然としていながらも、変態チックなところが浮き彫りになっています。これで情事を観察し、実験結果に満足した表情を浮かべているかと思うと、とてもじゃないですが、悪の研究者とは思えませんでした。

 ところで、このナナフシさんのシーンは数あるエロゲーのエロシーンの中でも、異端も異端のラブシーンなので、猛者は一度目を通してみるといいかもしれません。


 さて、肝心の虫はといいますと、とことんグロテスクな部類に特化しており、稀にチョウチョさんも混じりますが、かごめさんがラリってるので全く可愛げがありません。あとはもう、ケムシさんやらゴミムシさんやらアリさんやらの有象無象のオンパレード。昆虫が巨大化すれば総じて気色がいいものとは思えない僕ですが、そんな僕がビジュアル的に癒されるナナホシテントウちゃんやビロードツリアブちゃんのような、かわいい(?)昆虫は一切出てこないので苦手な人は注意しておきましょう。


 以上、はっきり申し上げてニッチなジャンルのエロゲーです。しかし、陵辱というよりもエンディングに至るまでは滑稽さが強くて、事の深刻さが伝わらず、タイトルの昆虫姦はなりを潜めている様子。凄まじく挑戦的な作品ではあるものの、物語の骨子がビジュアル的にはグロ多め、シナリオ的にはなぜかコメディ成分多めと、全く別の道を歩んだことによって、ちぐはぐな印象を与えてしまうゲームになってしまったと思いました。


 好事家にとっては、あるいは研究材料として有用かもしれませんが、一般受けはまず間違いなく最低でしょう……。




【雑記】
 虫の鳴き声や羽音をバイノーラル録音にしておけば、ヤバいことこの上なしの一作であったことでしょう。



(※1)
ここでも、

かごめ「いやっ……何これ……外れないっ……!」

椚「やはりぴったりだったようだね。
学生の癖に、いい身体をしているじゃないか」


などというやりとりがあって爆笑。どこぞのコントかと。

「えれくと!」レビュー

えれくと! 初回限定PREMIUM EDITION(初回同梱特典「BRIDAL」付き)えれくと! 初回限定PREMIUM EDITION(初回同梱特典「BRIDAL」付き)
(2012/06/29)
Windows

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のレビューになります。6月の新作筆頭株でした。
評価(☆→★→◎→○→△→×)
シナリオ◎ 
グラフィック☆ 
エッチ☆
サウンド◎ 
ボイス★
ゲームシステム◎

「シナリオ+エロ」じゃない。「シナリオ×エロ」なんだ。
 この作品の辞書には、“シナリオ+エロ”という図式は存在しない。“シナリオ×エロ”という図式で構成されている。つまり、エロはストーリーの付加価値ではないということだ。

 とにかく、エロシーンの総合的な満足度が高かった。何よりも原画を担当したピロ水さんの技量が凄まじい。50シーンも描いているがゆえに、アクロバティックな体位も相当数あるのだが、素人目には画風が崩れているとは思えない。エロく描ける原画家さんとの認識が定着しそうだ。また、個人的なところで恐縮だが、液体の表現が極めて好感触であった。

 それらを引き立たせる艶のあるテキストも具合がいい。50ものシーンを用意しているのだから、エロに至るまでの流れはどうしても一本調子になりがちだ。これは玉に瑕の部類であるが、回想としての実用性を念頭に置けばどうということはない。単調になりがちな諸々のエロシーンは、回想モードによってハイクオリティなものへと生まれ変わることができる。無論、作中におけるエロシーンとしても実用性はあるだろう。

 これは、この作品の最もいいところだと思う。エロシーンが物語という繭から脱皮した途端に、50シーンの実用性は否応なく高められるのである。プレイヤーがどっぷりと浸かってしまえば、持続性の高い一作であることは疑いない。

 ただ、抜きのテリトリーに力を入れすぎて、話が形骸化するのは本末転倒。そのバランスに配慮したせいか、シナリオには一定の価値を残してあり、エロシーンへの繋ぎとしての役割を果たすと同時に、それなりに読める話となっている(もちろん物語文学などと比べるつもりはないが)

 作中に、コンスタントにエッチシーンを挟み込んで飽きさせないのは、この作品の一つの特長と言える。シリアスにしろ、日常にしろ、いちゃラブにしろ、最終的にたどり着くのは大概がエロシーン。そこからまた、諸々の会話が構成され、エロシーンにいたるという一定のサイクルがあるように思われる。

 ストーリー自体はさほど真新しいものとは思えない。サキュバスに関する設定も、なんだかんだ言って細部にまでは凝っておらず、ライターもそこらへんにはあまり頓着していない様子。シンプルな構図として、「サキュバスだから、エロいのは当たり前」というある種の免罪符を逆手に取り、「ウブなサキュバスたちとラブラブになったらどうなるか」というコンセプトを最大限に生かそうとする試みが垣間見える。個別のラブラブっぷりもさることながら、共通ルートから絶え間なく流れるエロシーンが、個別ルートになっても続くのは嬉しいところだ。

 ゆえにこのゲームのエロシーンは、シナリオと半ば一体化していると見ることができるだろう。これは先の「プリマ☆ステラ」でも似たような現象が見られたが、ことこの作品の良さはシーン数が50と物量豊富な点にある。もちろん他の作品のエロを貶めるつもりは毛頭ないのだが、胃の腑にすうっと落ちるような、そんな自然な流れでエロシーンをコンスタントに挟める作品は貴重だと思う。

 エロにかなりのボリュームを割きつつも、形ばかりのストーリーと化してしまわぬよう、絶妙な匙加減で、エロとの融合を果たしている稀有な例。『プリマ☆ステラ』の再来と目しても、決して遜色ない作品である。



【雑記】
 寝取られは、サキュバスのステータスだと思います。
【!ちゅうもーく!】
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エロゲレビュアー歴10年目。ゲームは基本的に雑食。まわりの評判と自分の直感でプレイするものを決めるタイプ。クロシェットの大ファン。仕事が多忙につき、更新頻度が大幅に落ちています。
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