少しネタバレあります。すみません。
「な なぜだ……。SRPGごときにこの私が……。はっ!
もしやお前たちは遠山万寿夫を創り上げたという……。
そ そうなのだな? そうであろう……。でなければ こ この私が……。
うっ………。 ………………さまっ! ぐふっ!」
↑バカにしているつもりは毛頭ありません(ぁ
ザウスがここまで難易度の高いゲームを制作してくるとは思わなかった。僻見だろうか?
前作『永遠のアセリア』とは比べ物にならないほど緻密な戦略性および戦術性が要求されており、僅かなミスがそのまま命取りに繋がる。正直、18禁ゲームのシミュレーションRPGはコンシューマと比較するとどうしても見劣りしていたが、本作はボリュームという点では引けをとらないものとなっている。その反面、コンシューマでも比較的黎明期に難易度が高くゲームバランスに欠けているもの(『ファイアーエムブレム』の初期など)が散発したように、本格的な18禁シミュレーションRPGの中では稀に見る難易度を誇っているようである。
陣取りゲームという点では、『ジェネレーションオブカオス』シリーズのようなきらいがある。ただし難易度が段違いで、プレイヤーに先見の明が必要になってくることは否めない。自分で駒を動かすのがSRPGの原点である。それに立ち帰るならば、基本に忠実になおかつ非常に作りこまれている作品だというのは一見して分かる。だが、果たしてここまで作りこむ必要があったのか?私は一人でテーブルトークをこなしているような感覚に陥ってしまった。大作ではあるが、風呂敷を広げたままで包みこめていない気がする。
現在4章。まだ飽きてはいない。ただ、このままSS判定を取り続けるのは至難の業と言えよう。
追記
批評空間の感想、途中で書く人が多すぎ。情報提供のつもりでも無責任極まりないと思うのだが。旗色をホイホイ変えるのはいただけない。
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