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番外編―Sound Horizon「聖戦のイベリア」紹介―

 ここ数年でSound Horizon(以下サンホラ)は随分と台頭しました。その幻想的かつ圧倒的な歌唱力も詩から滲み出る世界観も随所に入る語りも、全てが新鮮だったゆえに、聴く者の心を惹きつけることに成功したんでしょう。実は私もそれに惹きつけられた一人だったりします。毎回感じるんですが、サンホラのアルバムはいつも聴き応えがありますね。メジャーになったのに、全くダレていない。これはすごい。



 これは恥ずかしい話なんですが、「聖戦のイベリア」が出たということは露知らず、先日秋葉原に山積みになっているのを発見、手にとってはじめて発売を知るという始末。前の日に公式サイトを巡回したにもかかわらず、全く気づいていませんでした。ファン失格ですね。(苦笑)

 


 ともかく、今回はレコンキスタを題材にしておりまして、幻想的というよりも懐古的な感じが強い。



レコンキスタ・・・いわゆる再征服運動。711年に西ゴート王国がウマイヤ朝に滅ぼされてから端を発した、俗に言うカトリック側からの領土回復運動を指す。最終的に、1492年にナスル朝の首都グラナダが陥落して終止符が打たれたが、その期間中にイスラムとカトリック間において激しい抗争が展開された。

 中でも、1225年のナバス・デ・トロサの戦いはそれを象徴するに相応しい戦いであり、イスラム勢力(この時はムワッヒド朝)の落日は目に見えて進行した。たびたび伝説として語り継がれるナバラ王サンチョ7世が活躍したのもこの戦いである。



とまあそんな経過を辿ったレコンキスタという歴史事実に、少しアレンジを加えて歌詞にしているのがこのアルバムだったり。多分この3トラック目「侵略する者される者」で、レコンキスタやイベリア半島の歴史展開は分かるはずです。歴史に興味がある人は是非手にとって聴いてみて下さい。躍動感溢れる曲が、イベリア半島諸国家の悲願であったレコンキスタを髣髴とさせることでしょう。

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