‘白砂青松’とはご存知の通り、白い砂浜に青々とした松林の組み合わせ。つまりは景観美のことを指しています。‘風光明媚’が意味する美しさとはまた違った趣を、そこに見出すことができます。
この『カタハネ』もそんな言葉に相応しい、とても美しいおはなしだと思う。絵については先日「いい」とだけ明記しましたが、正確には‘雰囲気と絵のコラボがいい’と言えるでしょう。私をこれ以上ない美しい世界へと誘ってくれている主因です。エロゲーで純粋な作品は少ないように思いますが、どうでしょうか?
シロハネに再突入しましたが、ほんとただただ美しい限りです。クロハネで裏手に回って歴史的事実を鑑賞し、シロハネで(自信ないので伏せ)……。まあ、物語は‘見てくれ’に騙されていたほうがいいですね、深入りして損したくない(笑)。
これは今のところ仮定ですが、クロハネが~~の○○(自粛)だとしますと、これはクロハネあってのシロハネということになる。そうしますと、『カタハネ』とはなるほどよく付けたタイトルだと感心してしまいますね。コンプしないと真偽のほどは分かりませんが…。
ただ、これに百合が加わるので、些か高潔な感じも。美しいことには変わりないですけど。ドロドロのはずの策謀も、辛いはずの孤児院も、心が打ちのめされるはずの失恋も、全てが純な想いによって形作られているんだなあ。ゆえに、「このおはなしはただひたすらに美しい」と、私は感じています。エロゲーにこういった類のものは少ないので、新鮮味がありますね。
いったい最後はどうなることやら。遅々としてプレイが進まないのですが、今後もマイペースで進行したいと思います。
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