この作品は、2回目のレビューになりますね。「時を奏でる円舞曲」の発売に合わせて遊び直してみたので、レビューの方もリテイクさせていただきました。円舞曲の方もプレイしてますので、気が向いたらレビューするんじゃないでしょうか(投げやり)
かなり前に告知した「Rewrite」のレビューですが、、、、、すみません、もう少しお待ちください。8000字程書いてたのですが、私の手違いでデータが一度ぶっ飛んでしまいました(汗
評価(☆→★→◎→○→△→×)
シナリオ△
グラフィック○ 見慣れてしまうと違和を感じなくなる
エッチ○ それなりに充実。
サウンド・ボイス★
ゲームシステム◎ 発売から1年経って、少しだけ見方が変わった
バンナムのテイルズシリーズを髣髴とさせるバトルシステムに、でぼの巣の世界観が乗っかっている感じのする作品。基本的に、でぼの巣のファンタジーは、読みやすさの代償として厚みに欠けるライトな世界観で共通している。それゆえ、どこかで見たゲームという不名誉な烙印は、この作品にも押されてしまうだろう。だが、敢えてオリジナリティを捨ててシンプルさを追求した試みは、ある程度の成果をあげていると言ってよい。行き過ぎた工夫がないからこそ、気軽にプレイできる昨今では貴重な作品。こと安定感にかけては、山本和枝さんの手がけたゲームの中でも随一の到達点を誇る・・・・・・・その実態はゆいにゃんゲーでもある。
創意工夫も過ぎれば毒。この作品は、愚直なまでに保守的であったと結論づけたい。
CGと世界観はともかく、
可能な限りオリジナリティを遮断することで、ある程度の成果を収めているからである。
でぼの巣と旧スタジオエゴのファンタジー作品全てを備に見ても、ここまでバトルシステムにおける軽快性を追求した作品も数少ない。こう言うと誤解を受けそうだが、バンナムのテイルズシリーズや戯画の「デュエルセイヴァー」をよりコンパクトにした感を受けた。原型だけをくり抜いてそのまま貼り付けている印象すらあるが、でぼの巣のシステムの方がよりシンプルさに拘っているため、爽快感や達成感には欠けるだろう。
エロゲーレベルで言えば及第点を大きく突破しているが、明らかにコンシューマレベルには達しておらず、あくまでもシナリオの一環として機能させている節がある。そのせいか難易度はかなり易く、この手の2Dアクションというバトルシステムに不慣れなプレイヤーでも、コツさえ掴めばある程度は楽しめるだろう。
ただし、ゲームの仕様のせいとは言え、攻撃属性が無属性に偏りがちなのは否めない。お世辞にも
ゲームバランスがよいとは言えないので、そこらへんを重視するプレイヤーは注意が必要である。
それはそうと、旧スタジオエゴ系列のゲームというのは、「IZUMO零」でポカったようなバグ(ボスがマップ端に逃げてしまい物理的に攻撃不可となる。事実上の詰み)があったり、何気にハイスペックな環境を要求されたりと、プレイヤー泣かせの作品も多かった。この作品は、そんなリスクとは・・・・・・まあ、要修正パッチではないし、スペックに関しても大多数の人は問題なく遊べるはずである。
おつかいクエスト気味のシナリオは、相変わらずのでぼエゴ風味で、はっきり言って食傷である。主人公たちに対して何かしらのアポがあってかくかくしかじか・・・・・・・という一連のシナリオの流れが常態化しており、全くもって話に面白みがない。ファンタジーノベルと言えば聞こえはいいが、あまりにも平易すぎて、読み手の冒険心をくすぐることができていない。
そんな没個性が際立ってしまったゲームの中にあって、煌々と輝き続けていたのが、声優榊原ゆいの演技である。このゲームの評価の核はそこにある。ミントというヒロインは物語中の選択肢によって4タイプの成人(成竜)へと成長を遂げるのだが、声優は全て榊原ゆい。世話焼き・クール・泣き虫・女王様。幼竜期とあわせて、
異なるタイプの5人の榊原ゆいを一手に味わえる単一のゲームは、寡聞にして知らない。ひとつ間違えれば、至高の「ゆいにゃんゲー」と化すことだろう。
でぼの巣製作所のニューフェイス。オリジナリティを諦めることで創出したお手軽さは大いに魅力的だった。これは、「風来のシレン」のシステムをコンパクトな形で搭載した神楽シリーズの手法とよく似ている。こういう作品がエロゲー界には一定数あってもいいのではないか・・・・・・ふと、そう感じずにはいられない作品であった。
【雑記】
「姫狩りダンジョンマイスター」みたく、幼竜のままクリアしてみたかったですね。
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