2011年のエロゲーを振り返る【6】

前掲：2011年のエロゲーを振り返る【1】
前掲：2011年のエロゲーを振り返る【2】
前掲：2011年のエロゲーを振り返る【3】
前掲：2011年のエロゲーを振り返る【4】
前掲：2011年のエロゲーを振り返る【5】
コラム：TGとPUSHと批評空間をくっつけてみた

　延び延びになってしまいましたが、ようやく表の方は最後までたどり着きました。やっぱりオフの間に仕事してたり、途中で別の感想を挟んだりすると、どうにも時間を食われていけません(前者は性分だったりする)。

っと、雑談はこのくらいにしてと。ではラスト。11月、12月の作品を振り返ってみましょう

【2011年11月発売】

タイトル	ブランド	批評空間中央値	データ数
揺り籠より天使まで	暁WORKS‐黒‐	77	39
春季限定ポコ・ア・ポコ!	ALcotハニカム	79	282
晴れときどきお天気雨	ぱれっと	75	170
LEGEND SEVEN ～白雪姫と7人の英雄～	NONSUGAR	77	45
Strawberry Nauts	HOOK	76	177
ましろサマー	mana	75	56
やや、置き場がない!	あかべぇそふとつぅ	70	25
彼女は高天に祈らない -quantum girlfriend-	Escu:de	72	62
無限煉姦 ～恥辱にまみれし不死姫の輪舞～	Liquid	84	189
花散峪山人考	raiLsoft	76	37
突発性ミルク娘 千夏 「もう、パパのせいでいっぱいでちゃうぅ!」	オーバードーズ	76	29
現在もいつかもふぁるなルナ	MANATSU_8	71	27
アルバイトの先輩の女の子に仕事を教わっていたら始まっちゃうHな関係。	アトリエかぐや	72	34
テンタクルロード -我が手に堕ちよ勇壮なる乙女-/td>	Yatagarasu	74	19

【評】

　2011年度を月別に見て、この月が新作のラインナップが一番弱かったようです。

　そんな中で、『無限煉姦』が一歩リード。和泉万夜さんのヒット作。『euphoria』に比べると知名度にかけていますが、こちらも劣らぬ作品です。
　続くのは『春季限定ポコ・ア・ポコ!』か。安心安定のハニカム文庫。個人的な話で恐縮ですが、桐谷華さんはこの作品でお声をお聞きして、「この人はくるッ」と電撃的に感じたことが印象深いです。

　『晴れときどきお天気雨』、『Strawberry Nauts』はそこそこで落ち着きました。“らしい”と言えばらしいですね。ほんとにそれなりの作品という印象でした。

　管理人は『無限煉姦』をトップで。次点は『春季限定ポコ・ア・ポコ!』をチョイスします。


　では、昨年のラスト。12月を見ていきます。


【2011年度12月発売】

タイトル	ブランド	批評空間中央値	データ数
ボクの彼女はガテン系/彼女がした事、僕がされた事/巨乳妻完全捕獲計画/ボクの妻がアイツに寝取られました。	elf	86	151
りとる†びっち ～Little Bitch Girls in Hog Farm～	エレクトリップ	63	41
パパラブ ～パパとイチャエロしたい娘達とひとつ屋根の下で～	BLUE GALE	75	39
輝光翼戦記 銀の刻のコロナ	ETERNAL	75	108
めばえ	たぬきそふと	78	129
もんむす・くえすと!中章 ～負ければ妖女に犯される～	とろとろレジスタンス	85	66
WHITE ALBUM2 ～closing chapter～	Leaf	95	888
あっぱれ! 天下御免	Baseson	70	64
聖ヤリマン学園援交日記	ORCSOFT	75	34
フリフレ2	Noesis	74	59
七つのふしぎの終わるとき	etude	79	103
制服天使	シャーベットソフト	69	37
妹選抜☆総選挙 ～365人の妹いちゃラブマニフェスト～	Latte	60	33
姦染5 ～The Day Break～	SPEED	81	40
真夏の夜の雪物語 -MIDSUMMER SNOW NIGHT-	EX-ONE	74	56
聖麗奴学園	Liquid	75	42
美少女万華鏡 －呪われし伝説の少女－	ωstar	80	146
ChuSinGura46+1　-忠臣蔵46+1-　江戸急進派編-Edo radical faction	れいんどっぐ	84	22

『WHITE ALBUM』が圧倒的。空前絶後の点数を叩き出しております。12月は、これの話題で埋め尽くされていましたね。
　追いかけるブランドは抜きゲー枠の『めばえ』。『娘姉妹』と『姪少女』と比べるのは酷ですが、これはこれで変態さ加減溢れる作品だったと思います。elfの作品も評価では上々。ただ、DL販売なので、若干寂しい気もします。

　最近ようやく注目されるようになって来た『美少女万華鏡』ですが、これは文句なしにエロく、シナリオも続きを感じさせる内容でした。初回版はロットアップしているとのことです。低価格帯とは思えないほどの完成度の高さは瞠目に値します。
　『あっぱれ天下御免』が期待はずれだった印象。前作の“魔王”も、どこかちぐはぐなんですよね。

　同人では、やはり『もんむすくえすと』。Ｍ専なゲームかと高をくくってたんですが、見た目からは予想だにシナリオの妙。これがキマった時点で、一人勝ちかと思ったんですが、シナリオの巧さと絵の美麗さでは『ChuSinGura46+1　-忠臣蔵46+1-　江戸急進派編-Edo radical faction』の方が数枚上手でした。この２つは、去年の冬コミの作品の中でも群を抜いております。いずれも、手にとって損はないと思います。

　あらかた纏め終わりましたので、次は総評を書きます。