エロゲーの箱について①
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エロゲーの箱について②
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エロゲーの箱について③
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エロゲーの箱について④
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5.トールケース 箱というよりはプラスチック製の入れ物。扱わないわけにはいかないのでここで簡単に取り上げる。
主にロープライス作品や、廉価版を出す際に用いられるタイプのケース。通称Tケースと言うらしい。マニュアルはあったりなかったりと様々だが、ディスクは基本1枚~2枚というパターンが多い。複数タイトルのオムニバスなどでもない限り、トールケースでフルプライスの作品は出さない。特典が付くことも少ない。これは、エロゲーの箱の大きさの問題とも密接に関わってくる。(小さいパッケージは小作という先入観が根付いてしまっていると思う。超大作がPケースのオンラインマニュアルだったら、ユーザーの中にはがっかりする人もいるはずだ。そのため、箱は一定以上の大きさがないとチープに思えてしまうのではないか。一筋縄にはいかない問題である。)
このままでは没個性的ということで、スリーブやボックスをくっ付けたのが、ライアーソフトのスチームパンク大機関BOXや美少女万華鏡シリーズ初回版といった作品である。少々着ぶくれしたかのような格好だ。
先日、美少女万華鏡のスピンオフ作品が800円という低価格でリリースされた。この作品は、薄型トールケースという、windows界隈では非常に珍しいパッケージの仕様となっている。
また言うまでもないことかもしれないが、トールケースは大多数のプレイヤーズゲームと同人ゲームにも採用されている。時おりディスクの枚数が増えてダブルケースになったりするものの、基本は2枚以下でおさめてくる。しかし、昨今のデータ容量の増加を受けて、枚数が徐々に増えつつあるようだ。
先の薄型トールケースは、同人サークルのいくつが採用している。マジカルガールやメルキュール、シャイニングスター、神無月製作所どでよく見られるが、これはまた別のお話。
なお、トールケースと同等の大きさでもケースがジュエルケースの製品もある(たぬきソフトなど)。
トールケースをまとめると……
【長所】
・ケースが破損しても交換が容易
・統一規格
・箱物より汚れに強い(ジャケットは除く)
【短所】
・相当数を揃えないと目立たない
・小作のイメージ
・没個性的
・数が多くなると、同量の箱より重い
【採用ブランド】
アパタイト、ソフトハウスシール、アトリエさくら、LiLiTh、
ワルキューレ、Miel、Nornスピンドル、など
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